1494年、
スムマと呼ばれる数学書を著す。正式なタイトルは "Summa de Arithmetica, Geometria, Proportioni et Proportionalita" (算術、幾何、比および比例に関する全集)であり、この中でルネッサンス当時のベネチア商人が使用していた
複式簿記を初めて学術的に説明し
簿記会計の父と呼ばれている。財産目録の作成、日記帳、仕訳長、あらゆる元帳、勘定の取り扱い、さらには決算などと詳細に書かれている。
またパチョーリの業績は既存の知識を編纂したに過ぎないと言う批判が根強いものの、15世紀において既存知を体系化することは一流の学術であり、彼の執筆により複式簿記の知識がヨーロッパ中に広まったという点で功績は大きい。
また同書では、
賭博を例にとった問題が紹介されており、これは
確率を数学的に取り上げた最初の文献であると言われている。